今日からまた!

 8月29日の東京新聞によると、原発に対する国民的議論の結果を政府が検証したことを、以下のように伝えています。

将来の原発比率などをめぐる国民的議論の結果を分析する政府の検証会合が二十八日、開かれた。国民の意識を調べる各種の調査で原発ゼロを支持する声が多数を占めていることを反映し、「少なくとも過半の国民は原発に依存しない社会の実現を望んでいる」と結論づけた。

 政府は二〇三〇年時点の原発比率で、三つの選択肢(0%、15%、20~25%)を示したが、検証会合では「(原発ゼロを望む)大きな方向性の中で、国民はこうした数字より、どういう経済社会を築いていくかに関心が高い」と分析。政府に対し、新しいエネルギー戦略を決定する際には「情報を開示して国民的な対話を進め、戦略そのものを国民とともに進めていくことが不可欠」と指摘した。

 また、意見公募で約九万件もの国民の声が寄せられたことなどの背景は「原子力政策決定のあり方への不信、原発への不安が極めて大きい」と総括した。(転載以上)

 この、これまでにない、意見公募の数を忘れないでもらいたい。

 そして、この311以降の、国民の「意思の表現方法」は、とても多様化していると思います。

 署名・デモ・訴訟・パブコメへの参加・ロビー活動・集会・twitterやfacebookなどのインターネットで・音楽やダンス表現・・・・それらのさまざまな表現に、アクセスし、参加する人が増えてきた感があります。

 今回の選挙の結果は、ひとつの意思表示の場面ではあるけれど、これで、すべてが決まり切ってしまったわけではありません。

 情報を共有し、対話をしながら、政策の一致点と違いを明確にし、さらに対話を進めて、よりよき道をみんなで探していく。あきらめない。もっと多くの人に参加してもらうには、どうしたらいいか、為政者は、そのことに尽力すべきだし、国民も、耳も目も口も開いていくことがもっと必要です。

 選挙の結果は、重く受け止めなければなりませんが、選挙は、通過点でもあります。これからも続く道のりを、「命が大切にされる社会」をつくるため、歩みを止めずに行きましょう。

 決意新たに!