災害時対応施設(新給食センター)基本計画(素案) 説明会 開催される!!

 本日(2014.5.10)、10時~市役所にて、説明会が行われました!

集まった人数は、決して多いとは言えない人数だったかもしれませんが、説明を直接聞き、質問し、回答を聞く、やり取りをする・・・よい機会になったと思います。

単に新しい施設整備に関する質問以外にも、災害時の実際の対応についてや、給食について、さまざまな意見が出されました。

放射能測定器についての意見は、たくさん出ました!

福生市は、これまで、食材の測定に関して、放射能測定器を市で整備しないという方針にあり、東京都が行う測定に参加するにとどまってきました。

参加者の声では、「測定して、値が出ないことを確認したら、安心度が高まる」「福生市は、【子育てするなら福生市】を打ち出しているのに、どうして給食食材の放射能測定をしないのか。中学校給食も始まれば、9年間も食べるもの。たとえ一日の一食であっても、子どもを預けて任せるのだから、安全なものを出してほしい。みんな言わないけど、関東圏の子どもを持つ家庭は、みんな心配しているのでは。ちゃんと取り組めば、子どもの食をきちんと考える人たちから選ばれる町になるはず!」「災害時対応施設であるからこそ、放射性物質を測る機器を備えておく必要があるのでは!今度なにかあったときに、すぐに確認できる体制が必要では!」など、放射能測定器を備えるべきという意見が出されました。

「口に出さないけど、みんな心配している!」思わず感極まる場面もあって、参加していた私もグッと来てしまいました。

終了後、子連れで参加していたママと話しましたが、「今日は、何度聞いても答えは同じと思っても、私も言いたいという思いになった」と話してくれました。

特に、言えば「風評被害」と言われてしまう風潮の中で、放射性物質に対する不安をうかつに口に出せない空気があることを、あらためて感じました。

私も、市民に一番近い、基礎自治体として、どのような放射性物質からの安全対策をとればいいのか、あらためてよく考えて、提案していきたいと思います。

そして、求めてきた【市民の意見交換の場】は、このタイミングで、説明会という形ではありましたが、市民の中に、意見があることを市民同士も知り合う貴重な機会として、今日実現しました!(本当は、素案を作っていく過程で、市民の意見交換会を開いてほしかったのです。中学校給食の是非など、市民の中にあるさまざまな意見を市民同士が議論し合って、理解し合う場面が必要だと訴えてきました。)

しかし、説明と、ほとんどの回答に立った、教育委員会参事兼学校給食課長の言葉が、印象的でした。

「市も、広報やHPで市民に情報を知らせる努力をしていますが、市民のみなさんに情報を届けることはずっと課題です。みなさんからも、情報収集をしてください!市民の側からの情報収集も積極的に求めることで、関係性の醸成になると思います。」

関係性の醸成・・・行政も、市民も、お互いに高め合っていく。そのこと自体が協働のまちづくりにつながるのではないでしょうか。そして、まさに、市民同士も関係性の醸成をして、まちづくりの主体として成長していくことが常に求められているのではないでしょうか。

パブリックコメントというツールも、もちろん活かして、市は、たくさん意見が出てくる努力をさらにすべきだし、市民も参加していくことが必要です。でも、やはり、今日のような直接やりとりできる機会は、やっぱりいい!文章のやりとりよりも、お互いに説得力があるし、理解も深いところでできるように思えます。

忙しい中、説明会の開催、お疲れ様でしたと言いたいです。そして、同時に、今日出た意見を真摯に受け止め、今後につなげてもらいたいと思いました。

※パブリックコメントの期間は、5月20日まで。ぜひ、みなさま、意見を出しましょう!(内容は、回答とともに公表されますが、お名前は公表されませんということも、今日の質問の回答にありました!お気軽にご意見ください!)

http://www.city.fussa.tokyo.jp/news/m1cpmb000002jjy6.html