福生市 総合教育会議を傍聴しました!

2015年10月9日 11時39分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

半年ぶりぐらいの更新です!

みなさまお久しぶりです。

総合教育会議を傍聴したので、そのことを書きたいと思います!

 

教育委員会と、市長が直接、教育について話し合う、「総合教育会議」は、国の法改正によって、今年(平成27年度)設置され、福生では、10月7日、第二回目の会議が行われました。

会議の冒頭、市長からは、福生の宝である子どもたち、子どもだけでなく市民全体、市民の幸せ、市の将来像を見据えて、市長部局と教育が連携していくことが重要だ・・・というような挨拶があり、始まりました。

 議題は、以下の3点について、教育委員会事務局から報告があり、それについて、市長を議長とし、教育長と教育委員5人という会議構成メンバーで意見交換されました。

1、平成26年度点検評価報告書における外部評価について

2、平成27年度の上半期の主な事業について

3、平成28年度の主な実施計画提案事業について

 

1、平成26年度点検評価報告書における外部評価について

二人の外部評価者(東京聖栄大学教授 有村久春氏と国立教育政策研究所総括研究官 岩崎久美子氏)が評価したものについての報告がされました。

 福生市では、各担当課等の努力により、それぞれのエビデンスが確立されている。「(教育振興)基本計画」や「(ふっさっ子)未来会議の報告」、「コミュニティ・スクール構想」、「特別支援教育」、「スポーツ推進計画」、「生涯学習推進計画」など、子どもたちや市民のニーズに向き合う教育行政の理念と意気込みを学ぶことができる。これからも、子どもたちや保護者、市民の学びの事実や意見等を大切にし、福生の子どもたちが<ここでの学びが楽しい>と実感できる教育を期待している。

 福生市では、地域の教育の向上・改善のために、教育委員会や学校が使命感と情熱を持ってさまざまな取り組みを行っている。地域のもつ難しい課題を抱えながらも、小学校での学力定着など、確実な成果が認められる。今後一層の改善を目指すには、課題が生じてからの対処ではなく、予防的措置や就学前や小学校低学年における教育的介入などが有効に思われる。目に見えた成果が出始めている現在、教育の持つ可能性に向けて、さらに力を尽くしてほしいと思う。

 

お二人の評価者からの総括抜粋です。

これまで抱えてきた課題の解決、そして、これからの時代の要請に応えるべく、

抜粋の中に出てこなかった、公民館や図書館、そして、任期付き職員を採用して整備を進めた教育センターの機能強化も含め、それぞれの計画がたてられ、具体的に動き出しているというのが、今の福生の教育ではないかということは、私も同様に感じます。

強いて言えば、子どもの権利擁護の立場をさらに明確にしたうえでの、ひとり一人の子どもたちへの対応ということを、どう磨いていくかという点が重要だと考えます。

2、平成27年度の上半期の主な事業について (当日報告された28年度の予定や、委員からの意見、私のコメントも入れ、ごちゃまぜに書きます(笑))

①学力向上策の推進・・・学力状況調査の結果が公表されたが、福生市の結果は、全国平均を超えた部分もあり、大きく数字を伸ばした分野など、東京都の会議などで紹介されるなど注目されているとのこと。朝学習や放課後を使っての基礎的な計算等の学習や、長期休業中の補習などが学校で行われている成果ではないかとの報告がされました。

②英語教育の推進・・・具体的な計画づくりをしていき、来年度、公費による英検受験と英語教育指導員(ALT〔Assistant Language Teacher〕)の中学校全3校への常駐配置(現在は巡回している)

③特別支援教育の推進・・・第3次計画がたてられ、来年度、福生第7小学校に「ことばの学級」を、福生第二中学校に、「日本語教室」をそれぞれ開設予定。

これは期待できる事業です。いままで小学校にしか無かった日本語教室を中学校に整備することで、外国にルーツをもつ子どもたちが、日本で自分らしく暮らせる力をつけて行ける教育体制。他市に先駆けて、やっていくべき重要課題です。

会議の中では、「国の虹のかけはし事業が終わってしまって・・・」とNPOが担ってきた事業についても言及。「どの国がルーツだろうと福生の子は福生の子!」という言葉も聞けました。NPOが持つ専門的なノウハウと連携しつつ、日本語教室が整備されていくといいなと思いました。虹のかけはし事業、日本語支援のNPOについては、三原智子のページ「YSC グローバル・スクール 見学しました 」を参考にしてください。

④不登校児童・生徒の解消・・・このことは、本当に長年の福生市の大きな課題でした。ここにきて、日本教育新聞でも取り上げられる大きな減少。不登校児童・生徒の個別カルテをつくり、ひとり一人違う不登校の理由にしっかりと向き合い、丁寧に対応してきたこと。教育相談に臨床心理士を増やし、専門性を高めたこと。教育センターが、不登校対応について、学校へスーパーバイズすることなどにより、人数としては減ってきた、成果が見えてきたとのことでした。

27年3月の議会の中でも、川越教育長が「さらなる専門的あるいは多面的な児童・生徒理解、支援につながっていくよう、さらに丁寧に取り組んでいく」とおっしゃっていましたが、そういったことを取り組んできた結果、数の上でも成果が見えてきたということのでしょう。しかし、対象はいつも流動的でもあります。ひとり一人への寄り添い方のスタイルがいい形でできてきた、そのことを活かして、今後も常にひとり一人を大事にしていってほしいなと思います!

⑤通学路見守り体制の構築・・・福生では、長い期間ボランティアとして、自らの意志で、子どもたちの登下校を見守ってきたおとなたちがたくさんいらっしゃいます。そのことを心から感謝をし、今後にもつなげていただきたい。そうした思いを市長も述べながら、40人の方へ感謝状が贈られたことが報告されました。

また、今年度からは、ボランティアの登録を始めて、44名の登録があるとのこと。それと、シルバー人材センターへの委託で、各校2名ずつ配置できたことが報告されました。お揃いのベストと帽子で、見守りをしていただいています。

長年ボランティアとして登校時、通学路に立たれてきた方の中には、ボランティアの人と、委託で報酬をもらってやっているシルバー人材センターの人が同じベストと帽子なのは、なんだか納得がいかないという思いをお持ちの方もいらっしゃいます。ベストなんか着なくても、ましてやお金なんかもらわなくても、普段着で日常の中で子どもたちを見守っていくべきという気骨なんだろうと、見習いたい姿勢だと思います。そういう人が増えていくような、まちづくりが必要だろうと思います。

一方で、ボランティアに頼ってしまうと、各校での体制の差も出てしまうかもしれないし、もっと市の姿勢として子どもはお金かけてでも守れという考えもあるだろうし、同じベストであることが子どもたちへもわかりやすさにつながり、安心感を生むということも期待しているのだと思います。

両方、真であると思います。

⑥防災食育センターの設置・・・防災の観点での機能を持ち、通常時は給食センターとして稼働していきます。28年度は、この機に新たに導入される強化磁器食器の契約などが始まっていくそうです。29年秋稼働開始予定です。

⑦青少年の健全育成の推進・・・小学生の放課後子ども教室である、〔ふっさっ子のひろば〕では、今年度の登録2246人、登録率92.2%。来場者は9%増えているとのことでした。

また、公民館の事業では、〔キッズ・クッキング〕の企画で、4回連続講座の3回目に参加者の子どもたちが、自分でメニューを考え、4回目にそれを作るという、自分で考え行動するというテーマで事業が行われていて、そこには、市民団体の〔おとこの台所〕と〔わいわいキッチン〕の2団体が講師役で関わっているとの報告でした。

なかなかその企画に参加できていませんが、私も実は〔わいわいキッチン〕のメンバー。ここで団体の名前が出てきてうれしくなりました!

⑧芸術・文化の振興・・・茶室福庵では、風呂敷の展示と使い方の講座が開かれたそうです。また、市内の古民家を取得し公開に向け整備していくとのことで、ここの使い方についても、ただ見学という使い方だけでなく、日本舞踊の発表の場だったり、さまざまな使い方ができることを市民が期待しているという意見が出されました。

以前視察に行ったところでは、実際にかまどを使って料理したりということも、地域の方がボランティアで関わり、観光客に喜ばれていました。

私は、夕方はそこで、子どもたちの居場所として使っちゃうのなんてどうかな~と思います。畳でくつろげるし、そこで本の読み聞かせや、学習支援したり、昔遊びも取り入れてお母さんが帰ってくるまで過ごすとか・・・児童館も学童もふっさっ子の広場もある福生市ですが、それでも、どこにもはまらない子どもたち、でも居場所が必要な子どもたちがいるのを感じます。ちょっとしたスペースや建物があると、すぐに「子どもの居場所にできないか?」と思ってしまう今日この頃の私です。

そして、図書館。図書館については、日本図書館協会による第三者評価を受けたそうで、結果が出るのが楽しみです

⑨スポーツの推進・・・毎年、友好都市である登別市と守山市の子どもたちがスポーツで交流します。今年は福生市が幹事市だったとのことで、七夕のころに野球チームが集まり、交流試合をしたそうです。横田のチームも加わり、4チームで試合をしたとのこと。ついでに七夕を楽しんだり、横田基地内でバーベキューをしたり。

平和な子どもたちの交流はいいなと思います。横田にいる子どもたちにとっても。

(でもそこは、軍事基地だというまぎれもない事実を考えると複雑です。軍事基地に入ったことがあるけど、バーベキューして楽しかったよという経験が、どんなことにつながっていくのか。「人は憎むべき存在ではなく、交流し、多様性を理解し、認め合い成長し合う存在だ」ということを理解できる人として、成長してほしいです)

そして、コミュニティ・スクール

構想ができ、準備が始まったところですが、コミュニティ・スクールと聞いて、おとなのためのカルチャースクールのようなものができるのかしら~?生涯学習?と思ってしまった市民がいます。

始まる今だからこそ、コミュニティ・スクールで何を目指すのかを、市民に伝え、共感を持ってもらうことが重要です。

開設を半年後に控え、上記のような市民のとらえでいいのか?

もっともっと、話し合う場が必要です。

教育への政治的介入がされてしまうのでは!など、この総合教育会議については、心配の声があります。 

しかし、福生においては、今のところ、市長の考えも、「教育立市を目指したい!人こそ財産!」と当日もおっしゃっているように、教育が重要と考えていること。教育と福祉保健・子育て支援など、市長部局との連携が不可欠になっている社会状況を見ると、直接反し合える場面として、有効に使えている。と思います。

大事なことは、やはり、多くのさまざまな市民の登場と関わり。それがあることで、市長や議会という権力の側が、選択を間違えないことにつながります。

だからこそ、私たちは、市民の登場場面を作ろう、広げようという人を選んでいかなきゃいけないんだなと思います。

それと、最後にもう一つ、こういった市の会議の傍聴者にも、会議メンバーと同じ資料をもらえるといいなと思います。せっかき説明してても、資料がないのでちんぷんかんぷん(涙)議会の傍聴も同様です。せめて貸し出し用でも、1~2セット置いておいてもらえると助かるんですが、福生は、それはできていないのです。情報の共有も、市民を登場させるきっかけの一つでもあります。