植えたらオシマイ!!遺伝子組み換え作物

モンサントと戦う農民 パーシー・シュマイザー氏の集会報告

 遺伝子組み換え作物(GMO)は、モンサントなどの多国籍企業が開
発し、特許をとっています。農民がGMOを植えるときは、この企業か
ら種を買って植えます。毎年買いつづけなければならないだけでも、「種子の支配」を生む危険な技術ですが、このカナダの農民シュナイダ-氏は、モンサントから種子を買った事は無いのに、風で飛散した花粉から、育ったGMOに対して、特許の侵害であるとして、訴えられてしまった方です。
 植えたくないものが、勝手に風に乗って、自分の畑に根付いてしまったのだから、汚染を受けたとして、逆にモンサントを訴え裁判中ですが、モンサントとシュナイダ-氏どちらが裁判に勝つでしょうか?
 こんなばかばかしい話、シュナイダ-さんの農民としての権利のほうが勝つに決まってる。・・・と思いましたか?ところが、一審でも2審でも負けてしまったんです!!
 長年その土地で培ってきた農法で、自分で作ってきた種を、自分の畑に植えるというあたりまえの権利より、わけのわからない会社の特許のほうが大事だなんて!!
こんなおかしな事が現実にカナダやアメリカの農民たちに起こっています。
 さてそれでは日本ではどうでしょうか?
 日本でも北海道や岩手で、作付け実験がされています。これが本格化し、実験がもっと進んで認可されれば、日本の農民にもシュナイザー氏のようなことがふりかかってこないとも限りません。
 なんとしてもGMOをストップしていかなければ・・・とおもいました。