そうだった!議会改革!

桜の春に・・・

 福生でも、多摩川沿いの土手のところの桜並木で、さくらまつりが始まりました。1週間ほど、いろいろなイベントとともに、桜を楽しみます。

 私の定点観測ポイントのさくらも、もこっと咲きました。27日に公民館に行った時、樹全体はまだまだ満開ではありませんでしたが、今日あたりのお天気で、満開を迎えたかもしれません。
 今日は、「市民と議会の条例づくり交流会議2008プレ企画 予算改革をはじめよう!」に参加するため、市ヶ谷へ行ってきました。駅から会場の法政大学まで、お堀沿いの遊歩道の満開の桜の樹の下を歩きました。都会の桜もきれい。桜は花はもちろんですが、枝ぶりのいい樹に出会うと思わず写真を撮りたくなります。この桜の樹の下(下の写真)ではお花見客がいっぱいで、思い思いに楽しんでいらっしゃいました。

 さて、今回のこの「予算改革をはじめよう!」では、私の大好きな、前我孫子市長の福島浩彦氏が第一部の基調講演をされ、我孫子で行った予算の改革についての非常に興味深い内容に、勉強になりました。
 福生も、現在、議会の中に「議会改革検討協議会」が設けられていて、議会の改革について取り組んでいますが、先日の協議会では、議論が盛り上がらず、私も含めて、低調に終わりました。
 協議会じゃないところでは、また話したりして・・・、それじゃあ「市民へ公開するために、本会議や委員会を、議員同士の議論の場にしていく必要がある。」という普段の考えと整合性がないじゃあないですか。←自分批判ですが。
 今日の話では、我孫子は予算編成の途中の過程も市民に公開し、パブリックコメントを求め、それに回答し、また、修正案を公表しと、情報公開を進め、市民の声が反映されるまたは、納得のいく予算づくりを実践してきたとのことでした。

 最初に各課が、予算要望を出すところから公開するなんて!福生なんか議員にも公開されていないよ!とびっくり。
 でも考えたら、今の福生の、そして日本の多くの自治体がそうしているように、市長が予算を提案し、議会がそれを審議するとは言うものの、実際には、質問して要望するという形で進んでいる現実。予算には、たくさんある項目の中で、納得いかない部分があっても、大部分は賛成だから賛成とか、逆に、大部分は賛成なんだけど、ここのところがどうしても納得いかないので反対とか、すべてについて一括で賛成したり、反対したりしなくてはならないようになっている。
 これって、やっぱりどこか変。
議会は、個人個人でもあるけど、議会という塊で、結論を出していくことが必要で、その中では、たとえば、市長提案の予算案に対抗して、議会側から修正提案をしたり、もっと議員同士、または、市長と議員がディスカッションして、練り上げていく形にし、それを情報公開していくことが必要ではないかなと思いました。

 議員になる前に思っていた、議会への疑問。それから議員になりたての頃、思った「議会って議員同士は、議論し合わないの?」という驚きも、議員生活5年も経つと、現在の議会・議会のお作法に慣れてしまって、素朴な疑問を忘れかけていた自分に、頬をバシバシ叩かれて大事なことを思い出させてもらったような今日の講演でした。
 議会がまず変わる  そこからまず始める
・・・それでいいのだ。ということを。