DV被害については、まだまだやること一杯ですが、情報がみんなのところに届くことは重要なことです。自分が被害者ではなくても、知っていれば、悩むお友達に教えてあげることもできるし。
今日は、都庁の談話室(会議室)を使って、生活者ネットワークの学習会でした。
東京都精神医学総合研究所 統合失調症プロジェクト 研究チームの研究員で、医師の西田淳志先生から、「精神保健医療」についての現状とこれから何が必要なのか、お話いただきました。
先生は、57日間という短期間で、当事者や家族、関係団体、医師、研究者など、多くの参加を得ながら、57日間に63回の会議を持ってまとめた提言書を、24152人の署名とともに、国に提出した「こころの健康政策構想会議」の事務局長も務められ、国が、「どんな国づくりをするか」というときに、数字を分析し、根拠を持って、この精神保健医療に取り組むべきとされました。
話を聞いていて、「ホントだ!取り組まなくちゃ!!」という気持ちを強くしました。
周りをみても、ホントに多くなっていると感じる、精神的な悩みを抱える方々の数。誰でもが、かかる可能性のある病気だから、これまでのような、特定の人たちの特別の施策にしていてはだめで、社会全体ですすめるべきことです。
それには、
☆情報がひとりひとりに届くこと
☆さまざまなしくみや機関にアクセスできること
☆高度な精神医療
を実現するための施策が必要です。
・・・という意味からも、この福生の西友のトイレに置かれた、女性悩み事相談と、DV被害相談窓口の紹介カードは、意味ある一歩だと思います。DV被害は、「協力し合い、愛し合うべき近しい人」を支配し、支配されるという関係にしてしまう人権侵害。こういった場面では、精神的に追い詰められることの被害が大きいわけで、相談窓口を調べることすら、できなくなる状況に置かれることもあるわけです。
精神保健医療・・・全体をどうとらえ、実効性のある施策をいち早く作っていけるか!大きなテーマですが、市へ働きかけていきます!