7年前のはじめての選挙のときに、何を思って取り組んだのか、考えてみました。
・・・あの時、福生は、中学校に給食ではなくランチルーム(大学の学食みたいなものです)を整備することが発表されたときでもありました。
会う人、会う人に聞いてみたけど、みんな福生市民なのに(大半が小中学生の親でしたが)、みんな「知らない」と言う。知っているよと言う人は、PTAの本部の人で、「市の教育委員会の人に、意見を聞かれたもん」という人はいたけれど、「市民の意見を反映した」というには、当事者でもある人たちの中で知らない人が圧倒的多数。
子どもたちの体と心をつくる大切な「食」なのに、市の決定機関の中で、市民には、申し訳程度にしか知らされず、決められてしまった。
市民にもっと知らせるべきとか、意見をもっとたくさんの人から聞くべきとか、いくら思っていても、口に出したとしても、どうにもならない。
決定の場に、「市民」が必要だ!
そう言って遊説したよな〜と、改めて思いました。(テーマはいろいろありましたが、ランチルームの導入の経緯に市民参画が足りないというのは、大きなポイントでした)
では、今、議員となって7年目。現在、議会に参加しているわけですが、はたしてあの時思ったみたいに、決定の場(議会)にいない多くの市民が、どこかで意見をしっかりと反映させるしくみをつくったり、市民に対して、納得のいく情報の提供や施策の説明や意見の収集など、どこまでできているのだろうか?議会に参加し、決定に直接関わっているけれど、議員である私が納得するだけでは、前と何も変わっていない。自分自身が不満と疑問を持った福生市のままでは、ありませんか!!・・・とあらためて、肝に銘じ、よりたくさんの人と対話のできる1年にしたいと、決意新たにしたのでした。
政権交代にみんなが何を望んだか。
きっと似たようなことなのかな。事業仕分けで、国民的議論が巻き起こり、何が必要で何がいらないか、みんな考えた。これからも、市民(国民)みんなで考えて決定に反映させる。
鳩山さんにお任せ〜ではないから、「頼りない!」とか言ってる場合ではありません。「政治を使いこなす時」が来た!と思って、みんな、なんでも言ってみましょう。意見は福生ネット、そして阿南が預かります!