お昼になって、腹ごしらえに、銀座通りへ向かって、何気なくイタリアンのお店に入りました。そこのライスのランチが結構よいのですよ。席に着くと、小洒落れた店内に、微妙にミスマッチな、でもとても見慣れた体操着姿が、
「職場体験に来ている、一中の○○です!」と爽やかに挨拶してくれました。思わずうれしくなって、「一中生?御苦労さま!」と言ってしまいましたが、なんで御苦労さまなんだろうか?と自問自答しつつ、まあ、体験と言っても労働だからいいか!とひとりで納得し、この3日間、さまざまな事業所のお世話になって、職場体験が繰り広げられていたことを思い出しました。
そういえば、昨日も、この店の前を通りかかったとき、一中の保護者のみなさんがお店の前で4〜5人集まっていらっしゃったけど、「わが子の様子をみつつ、ランチ」という趣向だったのだろうか?職場体験は、本人の中学生よりも周りが(まちが)わくわく楽しくなる要素を持っていると思います。
いちいち指示されずに、お客さんが帰ったテーブルをてきぱきと片付けている一中生。合間に、お店のお兄さんが何やらにこやかに話しかけてくださっている。「仕事」という場での、さまざまなおとなとの出会いも生徒たちには刺激になるのだろうな。
学力テストの結果がまた悪かった福生・・・市民は、気分が悪い。今日は、夕方、市民の方に「組織としてちゃんと手だてを打ってるのか、見えて来ない!しっかりチェックして!!」と、言われてしまいました。本当にそうだ、大事なことだ。
やってることが市民に伝わっていない。だから、他市へ行って、福生はだめだねと言われて反論できない。福生の子どもは、こんなに素晴らしいという状況も伝わっていない。
そして、テストに向かう姿勢も違うことも。(福生の公立小中に通う子は、対象学年の子、全員が同じ条件で、テストを受ける。昨日、外国から引っ越してきた子も。そして、外国人を悪者にするのではない。外国人でも、この福生の学校で日本語が学べ母国語も大事にするそして地域に溶け込めるよう保護者へも支援することを目指しているのが福生!)
でも、どんなに言い訳をしても、上位の自治体とは点数差があるのも事実。ポイントは、
●毎年同じ学年に行っているテストであるから、テストを受ける子どもは、毎年違う子が受けている。●同じ子を追いかけて、学力向上対策が効果が出たかという検証は、発表されない●たとえば、生きていく力比べとか、思いやり度とか、学力だけではわからない指標で比べたら、福生は何位にランキングされるか・・・
そして、子どもたちを、まとめて、数字で自治体ごとに比べ、発表することのメリットデメリットをよく考えるべきではなかろうか。(検証は必要だけど、発表して、茶化されても本当に気分が悪い)ただ発表することにより、ものすごく関心を呼ぶことも事実である。もっともっと対策を打って、一人ひとりの子どもたちが、その子らしさを見つけられる福生にしよう!
福生のおとなたちの文化、そして、かかわろうとするノリに、案外一番のポイントがありそうだと言ったら、失礼でしょうか。
そうやって、話題にしてくださる市民がみんなで考え、楽しくかかわったら、きっと子どもの心とからだの成長を促し、脳みそも刺激を受けて、学力も結果的にアップする!そんな作戦で行きませんか!