安心・安全まちづくり市民ひろば
長い名前ですが、福生にある、会議の名前です。
文字どおり、防災・防犯など、まちの安全安心をテーマに活動しています。
この会議のおもしろいところは、メンバーが増殖していくところです。
はじめは、市内のいろいろな会、町会長協議会からとか、民生委員会からとか、老人クラブ、交通安全協会、PTA連合会・・・
各会の代表が集まって始まりましたが、通常、会の代表が代われば前に来ていた人は来なくなって、新しい人にバトンタッチしていきますが、
この会は、いろいろな会からの代表を降りた方も、そのままこの会議のメンバーであり続けることができます。
出入り自由の、まさに「市民ひろば」の名にふさわしい集まりなのです。そんな調子でもう3年も続いているので、メンバーは48人にも膨れているそうです。まあ、お休みの方もたくさんいますが、来れるときだけ来るのでも、ぜんぜん違和感なく入って行ける不思議な魅力のある集まりです。
そして、各会のさまざまな場面からの事例報告があったり、会議の半分の時間を学習やパトロールにあてたりと、ものすごく実効性の高い会にもなっています。
この市民ひろばに、いつも出席して、子どもの見守り活動での実践や、そこから生まれた子どもたちとの自然な交流の話などしてくださる方が、先日の会議では、とても素敵なお話をしてくださいました。
「私、子どもたちの見守り活動をしているけど、そのことが、私自身を見守ってもらうことにつながっているような気がするの」
子どもたちの見守り活動で、隣近所のお仲間と誘いあって出かけていくことで、おとな同士が声を掛け合うことになっていて、つまり、お互いの見守りになっているということなのです。
これぞ、WIN&WIN 子どもにもいいし、自分たちのためにもなる・・・そう思える活動が長続きの秘訣ではないかと思いますし、実際にそういう効果はあるのだと思います。
私も、かつて、子どもたちが小学生の頃、生協の活動で、たくさんの人と知り合えた。忙しくて大変なこともあったけど、ある日「阿南さんちのお子さんが、学校帰りにお友達とものすごく笑いながら歩いてたよ」とか「こんなところで会ったよ」とか、市内各所からの目撃情報が・・・いろんな寄り道しながら帰ってきてるのね、と苦笑しつつ、でも、たくさんの方に見守っていただいていて、ありがたいな〜と思ったものです。活動してて、ちょっとはいいことあったかなと。
・・・そんなことを思い出した、市民ひろばでのお話に、うれしくなった会議でした。
この前の日曜日、福生の神明社の梅が満開で、それはそれはみごとでした。