高齢になっても、いつまでも元気に暮らしていくために、各地でさまざまな活動がされていますが、今回は、福島県喜多方市で、「太極拳を使った体操プログラム」と福島県会津美里町で「うんどう教室」。二つの体操を体験を交えて勉強してきました。
喜多方市は、もちろんラーメンで有名ですが、蔵の町でもあるそうです。また、「太極拳の町宣言」をしていて、市をあげて、太極拳をさまざまな場面に取り入れて、多くの、そして、世代を超えて、太極拳に親しんでいます。
その中で、高齢者向けの体操としても、太極拳の動きを活かして独自につくり、この10月「介護予防のための太極拳ゆったり体操」というDVDを発売したとのことで、参考に購入してきました。上の写真が、そのDVDに付いていた冊子の、とあるページです。写真入りで解説が加えてあり、これで、家でもちゃんとした「意味のある動き」で、体操ができます。(DVDを見ながらって、「ビリーズ・ブート・キャンプ」みたいですね・・)
会津美里町のほうは、うんどう教室で、お天気の日は運動公園で、雨の日は、施設内で、普段の生活ではあまり動かさないけど、ここを鍛えておけば転びにくい・・・などの筋肉を、やはり、ゆっくりした動きで作っていく教室です。
どちらも、市民が指導員として研修を受け、市民同士教え合ったり、また、数字的に分析をするため大学等と連携していることなど、共通点がありました。
あまりに、特別なことや激しいことは続けられませんが、ポイントを置いた動きを理解して、みんなで楽しく続けていく工夫もあって、高齢になっても、楽しく自分らしく生き生きとしていく一つの方法としても、いいなと思いました。
私たちも体験させていただきましたが、やってみると、なるほど、筋肉使ってる感じがありますし、ストレッチは気持ちいいし、高齢者だけではもったいないと思いました。
会議室で施策のお話を聞く、または、どこかを見学するという視察が多い中、ちょっとだけですが、体操体験ができて、なかなかアクティヴな視察でした。
左が、喜多方の太極拳ゆったり体操、右が、会津美里のうんどう教室です。