以前、紹介した
「旅する名前」 車 育子(ちゃ ゆっちゃ)著 を、読んだ。
ふーむ、わからないこと噴出。背景をあまりにも知らない私自身がはずかしい。
本自体は、ひとつひとつのエピソードが、みずみずしく、そして淡々とつづられ、才能あふれるある一人の女性の、昭和から平成にかけての自分史と思っても、十分読み応えのある、素敵な一冊であると感じたけれど・・・。
日本人の中にある差別の問題や、お隣、朝鮮半島と日本の間で起こったこと、今も起こり続けていることなどを、
私たち日本人があまりにも、知らされず、無頓着に日々を過ごしてきたか。
私が、44歳のいいおとなにして、日本のほんのつい最近の歴史について、まったくわかっていないのが、よくわかった。
勢いで、映画監督の井筒和幸氏が書いた、
「民族の壁 どついたる!」を読んでみた。
これは、14歳の世渡りシリーズというシリーズのなかの1冊らしく、中学生でもわかるように、丁寧に書かれている。
育子さんの身の上に、または、周りのかたに巻き起こったさまざまな理不尽の、理不尽な理由が、すこしわかったような気がしている。
朝鮮半島との関係がいまいちわからないなあ〜とおっしゃるそこのあなた!この2冊をセットで読まれることをお勧めしたい。
この本の帯にある言葉
「知らなきゃ平和は訪れない。」
そうだ!知ることから始まるのだ。
本は、「旅する名前」は、友人に貸し出し中(まさに旅行中?)なので、「民族の壁どついたる!」のみ、写真を載せます。