宝塚市へ視察へ行って来ました。②

毎日たくさんの市民がおしかける『フレミラ』

 宝塚へ議会の市民厚生委員会で視察に行った事を、前回の報告で書きました。今日はその中身を少しご報告します。
 『フレミラ』という名まえ、イタリア語でもなければ、フランス語でもないそうです。「ふれあい・・そして未来」というキャッチフレーズから来ているそうです。
 建て替えが迫っていた老人福祉センターと必要性が高まっていた子育て・子育ちの場作りを合体させることで、様々な世代間で交流が生まれることでこそ、これからの町に必要な施設になるはずと、世代間の交流=ふれあいで、未来を作っていこうそんな思いが込められたネーミングだということです。
 宝塚市のガイドマップをいただきましたが、そこでは、単なる福祉施設という言い方ではなく、「仲間をつくりたい」という項目のところで紹介されていました。例えば、「老人クラブコーナー」と名づけられたスペースは、オープンなコーナーになっていて、ジュースの自販機があり、テーブルと椅子が置かれています。
 当然高齢の方も利用する場所ですが、行ったときも制服姿の高校生が数人くつろいでいました。中には2階の音楽室の利用に来たのかギターを持った子もいます。お互いくつろぎながらの自然な交流もあるだろうなと感じました。また中の一人に職員の方が声をかけに来て、遊びにきた小学生の卓球の相手を頼んでいました。
 人との関わり合いが薄くなってきている現代、このフレミラの中で、コミュニティーが生まれ、育っているようでした。
 次回は、宝塚と福生の数字的な比較をお知らせします。