この先つづく未来が少しでも明るくなるように、また、被災された方が、もう一度本当の意味で、立ち上がることができるようになるまで、支援の手は、継続的に差し伸べていく必要を感じます。
自然災害は、ある程度避けられないところもあり、今後どのように世界規模での対策を講じればいいのか、起きてしまったときには、どのようにして、被害を最小限押さえていくのか、考えていくことが大事です。
しかし、なんと言っても悲しいのは、人が人為的に起こしてしまう事件です。
中でも、子どもが犠牲になる事件は、2004年も数多く起こってしまい、来年こそはそんなニュースを聞かなくてもいいようにと祈っていました。
2日の新聞に小さく、祖母の虐待により、2歳の子が亡くなったという記事が載りました。目を止められた方もいたでしょうか?
今年も、それもお正月から起こってしまったんだと、ショックを受けています。いくらお正月らしさがなくなってきたとはいえ、元旦から2歳の孫を・・・そこの家の食卓には、どんなご馳走が乗っていたでしょうか?お客さんは来なかったのかしら?テレビのお笑い芸人も、心を和ますことはできなかったのでしょうか?ご近所の方と新年の挨拶を交わすこともないお宅だったのでしょうか?
今年は、福生市にいよいよ「子ども家庭支援センター」ができます。また、「子ども110番の家」の取組みも始まっています。
しかし、どんなに施策を講じて手を尽くしても、多くの市民の皆さんがみんなで子どもを見守ろう、そして大人同士もつながっていこうと思わなければ、死ぬまで気付かれずに町の片隅で耐えている子どもや、虐待に走るしか逃げ道がない大人を救うことはできないのではないでしょうか。福生からは、一人として悲しい事件に巻き込まれる子どもは出さない!そんな決意が今、必要ではないでしょうか。
昨年中に配りきれなかった福生ネットの通信を、今朝配ってきました。朝のさわやかな空気の中、何人かの顔見知りと出会い、挨拶を交わし、「新年早々がんばってるねえ」と声をかけていただきました。(昨年やらなきゃいけなかった分を、やっとこやっていただけなのですけれど・・・)
声をかけていただけるという、ありがたい仕事をしているんだなとかみしめ、ことしも元気にがんばるぞーっと、気を引き締める1日となったとともに、声をかけあうって素敵だなと思いました。難しいこと・めんどくさいことはなかなかできなくても、挨拶を交わしたり、声かけあっていく、それがいろいろなことにつながって、一人一人を「一人ぼっち」にさせないことができるのではないでしょうか。
今年こそ、虐待「0」宣言でいきましょう!