学童保育って、どうあるべき?

学童保育に入りたくても入れない子もいるけれど・・・

 いわゆる待機児童というのが、何十名もいる状況で、今度の春からの申込みも年明けから始まる予定です。

 我が子3人を育てている経験から言うと、自分という親以外の「おとな」が何かしら子育てに関わってくれて、子どもたちに声をかけてくれたり、私にもアドバイスをくれたりという事は非常に大事なことのような気がします。
 昼間仕事で、なかなか子どもに関われないならなおさらだし、子ども同士、少子化や忙しいスケジュールを背負う子どもが増えている中で、「群れ」を体験できる場所がものすごく少なくなっている今日この頃、学童保育の場は、大切な子ども達の経験の場にもなっていると思います。
 必要な子どもには(広くとらえれば、全員に必要かもしれませんが)、いつでも入れる体制が早く整わないかな〜と、繰り返し市に訴えてきました。
 
 以前は、学童保育の場として使っていた「扶桑会館」が現在は地域会館としてのみ使われています。
 学童保育の待機児童がたくさんいる1小のすぐ近くなので、また扶桑会館で再開できるといいのではないかと考えます。
 今は、武蔵野台の児童館に併設のむさしのクラブまで行かないといけないので、1小の青梅線より西側に住んでいる子は、わざわざ家から遠い場所に行き、暗くなって繁華街を通って家に帰ることになります。
扶桑会館なら、それも解消できます。

また、学校の空き教室を使って学童を行なっている自治体もあります。

 「群れ」の体験が大事といっても、広い原っぱに、ガキ大将を中心とした縦割りの関係があった昔のような環境が今は難しくなっています。

 狭いところに詰め込まれても、子ども達のパワーは発揮しきれずに、返ってストレスがたまったり、事故の原因にもなりかねません。

 今ある学童クラブにさらに押し込むようなことのないように、子どもを人間らしく扱う基本を忘れないで、対策を練ってほしいと願います。

 来年度に向けて、どのような対策がとられようとしているか、担当課に聞きに行ったら、またご報告しますね。

 今年もあと、3日。ひとまず、「よいお年を」とここでいっておくことにします。