前回お約束した、『子ども夢パーク』の見学ご報告いたしますね!
川崎は、市民参加(もちろん子どもも参加して)いち早く「子どもの権利条例」を制定したところでもあります。
↑足場を組んで、描いたのは岡本太郎
じゃありません・・・
その「子ども自身に、気持ちよく生きていく権利がある。意見表明の機会も保障される」と川崎の町が確認した条例づくりが、この夢パークにいきているな〜と感じる、とてもステキな場所でした。
主に、プレーパーク機能と、不登校の居場所機能と、幼児とお母さんの遊び場の3つを兼ね備えた場所で、プレーパークの信条である「ケガと弁当自分持ち!」という自己責任で遊ぶ場です。
広大な庭には、自分の家が勝手に作れる材料と道具があって、2週間ほっておくと他の子に権利が移るルールだそうです。思い思いの家なのか小屋なのかいろいろつくってありました。
また、壁には岡本太郎バリの大きな絵が!
絵を書きたい!という声を、この場の卒業生?で今はとび職をしている少年が、親方から、パイプを借りてきて、あっという間に足場を作ってくれたおかげで、みんなで書くことができたそうです。
不登校の子は登録制になっています。子どもは、ここで自由にすること、そして自信を取り戻すことによって、自分で卒業していくのだそうです!
ここでの、さまざまな企画。太鼓をたたいてみるだとか、演劇をやってみるだとか。
例えば、太鼓の名手になることで、自信を取り戻すと、単純にプロの太鼓のプレーヤーを目指すようになるのではなくて、またそこから、自分のなりたい夢を描くようになって、
「夢の実現には、学校に行くわア」といって、旅立っていくのだそうです。
感動的!
「自信」は「自尊心」につながるのですね。
ここのところ、自殺の報道が相次いでいて、頭にきています。
簡単に命を絶ってしまう前に、発想の転換をしてほしい。
つらい時は、いったん逃げてもいいんだって!
川崎市のような、自分を取り戻す場が、全ての子ども達の近くにあればな〜と痛感している今日この頃です。
ここには、問題を抱えている子も、そうでない子もやってきます。時には自然に交流が生まれたり・・・
この日も、全天候型の遊びスペースで高校生くらいの男の子達がボール遊びをしていました。
どんな子どもにも、からだを思いっきり動かす場所や強制されずに自由に遊ぶ時間が必要です。福生にもそんな場づくり、していきたいです。
↓釘でものこぎりでも使っちゃいます ↓全天候型ひろば