梅雨近し。

町が雫で輝きます。

  

・・・と思えば、また、雨も楽し。
雨上がりの、水滴が輝く瞬間は、雨が降ればこそ。
まだ、蒸し暑くない梅雨の前半は、雨が降っている時すらも、「雨もまた良し」と思わせてくれる時でもあります。
四季が豊かな日本。

先日、その町の図書館は、町の情報を収集している役目があるというお話をここに書きました。

では、まちの風景は?

福生には、玉川上水が流れています。その分水が引かれ、昔は生活用水や、田んぼや畑の農業用水として使われていました。
いまでも、一部 酒つくりに使われているようです。

熊川分水は、当時の名残をその姿にとどめ、いまも熊川神社の横などを流れています。まだ一部分ですが、残していくための美観整備が施され、散歩道に素敵な小道です。でも、よちよち歩きの子がいたら、落っこちないかハラハラしながら通るのでしょうね・・・

そうした、その町にしかない風景を残していくことも、大事なことだと考えます。この道を通りながら、福生の歴史や文化に触れることができるのですから。

どこでも同じチェーン店が立ち並び、世界中どこで食べても同じ味の安心感を売り物に、ハンバーガー店などが、世界を席巻しようとするグローバルスタンダードの流れ中で、イタリアでは、その地域・地方の食文化を大切にしようと「スローフード運動」が生まれました。

たまには、スローに、雨や、水の流れや、景色を楽しみながらお散歩したいものです。
歩いてみたくなる町。そんなランキングがあって、上位にランクインできたら、本当に豊かな町でもあるかもしれません。
住んでいる人も、町の文化や歴史や、周りの人を大事にしようとしなければ、そうした風景は残っていかないと思うからです。

アジサイも、わたしの季節到来!と、はりきっているかも・・・。