その後。女性の品格
男の品格
日本人の品格
などなど、「品格」と、タイトルについた本が、次々、出ているようですね。
次に来るのは、そろそろ、「ジェンダー・フリーの品格」でしょうか?
誰か、書いてくれませんかね〜
男は仕事、女は家庭・・・というような、性別役割分担で、括ってしまうと、無理がある。ということは、今や、多くの方が理解しているとは思いますが、まだまだ、生活の様々な場面で、これって、ジェンダーにとらわれてる?と考えてしまうことってあります。
しかしながら、今朝、学習会へ行こうと電車に乗っていたら、20才くらいのかわいい女性が、座席に座って、満員電車の公衆の面前で、一生懸命お化粧をしていました。
(よく聞く話であるが、目の当たりにすると、やっぱり、いい気分はしない。
びっくりした顔で、じっと見つめていたら、ご当人は恥ずかしくなるだろうか、我が家にも電車通勤の娘がいるが、彼女はこうして、電車の中で化粧したことはあるだろうか?でも、目の前のご当人は、器用にファンデーションを何色か使い、顔色を整え、眉を引くのもあざかやな手さばき。ここで、見ていれば、みんなも化粧術の参考になるかもしれない。これも世の中への貢献か?・・・・・・)などなど、いろいろ考えつつ、しばらく見つめてみましたが、だんだん、こっちが恥ずかしくなり、目をそらせてしまいました。
女であろうとも、男であろうとも、品格のある人になるには、日々の積み重ねのような気がします。
福生の七夕まつり(5日の日曜までやっていました)では、模擬店に参加していましたが、途中心配された雷雨も、たいしたことなく、無事に終わりましたが、あつ〜い2日間のお店屋さんは、準備段階から、汗だく。
化粧なんて、一気にとれて、すっぴんもいいとこでした。
真夏のおばちゃんのすっぴんも、世の中には迷惑だったかしら・・・?
な〜んて考えるのも、ジェンダーにとらわれていることになるのでしょうか?
その昔、私が20才を過ぎたころ、父親に「おとなの女の人は、お化粧してないと、失礼な時もあるんだよ」と言われたことがあり、軽〜く、ショックを受けたのを覚えています。
そして、それから、また5〜6年経ったころ、「化粧品は添加物いっぱいだから、使わないの。」という当時50才くらいの方のお肌が、日焼けはしているものの、ものすごくキメが細かくて、きれいで、「力強さ」すら感じ、なんて素敵なんだろうと思った出会いがあり、それはそれで、カルチャーショックを受け・・・
はたまた、化学物質調査で、学校の教室で、保護者会の日は、数値がガーンと上がるんです。なんともはや・・・
でも、老人ホームに勤めていた時に、ボランティアで、たまに、化粧品の美容部員が来てくれて、利用者さんのおばあちゃまたちにお化粧をしてくださるんです。そうすると、おばあちゃまたちの表情が輝いて、気持ちも穏やかになって、とても楽しそうになるんです。
精神的効果は大事です。老いも若きも。
でも、自分の権利ばかり主張しないで、周りの人の権利も同時に大事にできること。それが、品格にもつながっているのではないでしょうか。
時と場合を考えるってことかな。
ということは、冒頭の、満員電車の化粧は、普通に乗っていたい私の心を乱しているので、やっぱり、迷惑で、七夕の私のすっぴんは、さわやかな、労働の汗まみれなので、許されるということになる???