何年振りかで、健康診断を受けに行ってきました。
日ごろ、健診は大事!とか言ってるくせに、自分のこととなると、さぼっていましたが、今年から始まった特定検診(別名メタボ健診なんて言われていますよね)8月いっぱいで期間が終了してしまうので、行ってみました。その帰り道、車を走らせていると、CDから流れる曲の合間に「にゃー」と聞こえる・・・走っても走っても、同じ大きさの声で「にゃー」・・・まさか心霊現象?
いやいや、どうもエンジンルームに入り込んでいるらしい!
慌てて車をとめ、猫に詳しい友人に救援を頼み、通行人のおじさまも加わって、3人がかりで、1時間以上の苦労のあげく、やっと出てきてくれました。
それが、この子です。
「温かいので、猫がエンジンルームに入り込み、いろんな機器に挟まれて、エンジン掛けたとたんさようなら・・・ということは、よくあることです。無事に助かったならよかった!」とは、おなじみの車のセールスマン氏のお話。
ほんとに怪我もなく、運がいいやつ!
連れてきたあたりに戻しに一度は行ったのですが、「この子、また違う車に入っちゃうかも!人懐っこいから、飼われていた時期があるんだよきっと。まだ子猫だし、くしゃみして風邪もひいてるみたいだし・・・。」と離せなくなり、現在、とある場所に預けつつ、里親探し中です。
その、保護した日が、先週の木曜日。木曜日から金曜日にかけての夜半から明け方へかけて、東日本を記録的な豪雨と雷が襲った日の午前中でした。
ほんとに、ほんとに、運がいいやつ。
ほんの2か月くらいのまだまだ子猫君です。ここのところの雨続きで風邪をひき、お腹も空かせていたのでしょう。この、一番雨のひどいときに、お部屋の中で、ご飯をもらって、お医者さんまで連れてってもらって。かなりのラッキーボーイ
あの雨の中、増水した川に飲み込まれていたかも知れないし、雨に濡れただけでも、風邪が悪化して・・・と想像すると、 もしも、あの午前中に離してきてしまったら、夜も眠れず後悔しただろうな〜と思います。
自然の営みの中では、連れ帰るばかりが、ベストな選択とは言えないかもしれませんが、車の下から無事に出てきた小さな命の行く末を見守りたくなるのも、心情ってもんです。
この、異常気象の域にある豪雨。これが、人間がもたらした、温暖化など、環境破壊が原因なのだとしたら、この子の命にも、私たち人間に責任があるのかもしれません。
たまたま、車に乗り込んじゃって、豪雨を免れたこの子の他にも、あの夜にどれだけの小さな命が危険にさらされ、命を落としていったか。考えさせられるな〜この子には。そして癒されることも確か。
CO2削減を、省エネで、自然エネルーギーで、それとも原子力で・・・といろいろな攻防があります。あらたな危険を生み出す可能性の高い原子力ではなく、自然エネルギーを活かし、省エネをより進める社会づくり。小さな命も守るには、この路線だと思うのですが・・・。