池田市は、インスタントラーメン発祥の地だそうです。
市民厚生委員会の視察で、9・10日と行ってきました。
初日は、大阪の池田市
・子ども条例について
・なかよし子ども園について
二日目は、滋賀県草津市
・小児救急医療センターについて
それぞれ、お話を伺いました。
各テーマについては、後日、またご報告したいと思いますが、
話の中で、池田市の町会の質問が出ました。ここでは、そのお話を・・・
池田市は、古い地区昔からの地区には町会組織もあるそうですが、新興住宅街には、町会がないところもあるそうです。
しかし、市の予算の0.1%(・・・とおっしゃったと思いますが、口頭だったので聞き間違えていたら、ごめんなさい)を地域住民からの要望で編成していくことになっていて、小学校ごとに、毎年予算要望が出されているそうです。
そこに暮らす人が集まって、地域課題を話し合い、市の予算でやるべきは、これだと自ら考えて要望していくとは、なんとも民主的な予算の作り方です。
その制度で、ある小学校区では、不審者対策に青い街灯がよいと付け替えたり、他の小学校区では、「いやいやうちは、もっと明るくするよ」と光度をあげたりと、その地区の考え方で同じテーマでも解決方法が違ってよいというわけです。その決定権・選択権が地域住民にある。
私は、この小学校区ごとに、地域コミュニティを作っていくやり方には賛成です。エリアの大きさが、既存の町会組織よりは、平均的な広さだし、学校という場をうまく使えば、いろんな集まりを作って活動の展開ができるし、防災関係の連携作りもすっきりできそうだと思います。
以前も紹介しましたが、小学校区の地域コミュニティには、住民全員が自動的に加入するというやり方の市がありました。(宝塚市だったかな〜)参加の方法が、従来の町会の班のような形と、テーマごとに集まったサークル的なもの、どれか自分の好きなものに登録し、そこの活動を通して、交流をはかります。会議は、そのかたまりごとに代表を出し、協議会的に進められていくので、何か行事のときにはみんなで協力するけれど、役員は掛け持ちしなくてよいし、仲間でサークルを作って、好きなことをして参加し、つながっていけばよい仕組みです。
そういったコミュニティに、実際にまちづくりに参画するという意味で、予算を持たせ、自分たちで決めることができる部分があるというのは、大きなことではないでしょうか。手が届くところに決定権があることは、参加を促します。昨日引っ越してきた人も、今日から仲間になれる・・・それが暮らしやすいまちの条件のひとつではないでしょうか。
左:市役所のフロアの真ん中に、子どもスペース。
右:委員会メンバーで、お話を伺っているところ。