地産地消

一歩踏み出す!


 福生市の学校給食は、ここにも、何度も書きましたが、小学校のみ実施をしていて、中学校は、いわゆる学食のような、ランチルームで希望者が食べる形。学校給食法の外にあります。

 でも、私たち福生ネットは、小学生も中学生も、お昼に、おいしくて、楽しくて、しかもためになる「食」を摂ってもらいたいな〜と日夜、活動しています。

 今日は、福生のふれあいフェスティバル。他市の方で、このページをご覧の方は、「福生、また、まつりかよ〜」って、呆れている方もいらっしゃるかもしれませんが、またお祭りです。

 産業祭と健康まつりと市民文化祭が合体して、開会式が10時から行われました。
 健康まつりコーナーでは、27のブースがさまざまなテーマをアピールしていました。
 毎年、給食コーナーがあるので、今年ものぞいて、栄養士さんたちとお話してきました。
 
 そう!ホットな話題「福生の地産地消」について。
 先日の、「輝け福生いきいき活動」は、小中学生と町会等地域の皆さんが協力して、公園などのまちの美化活動に取り組む活動ですが、その日の給食(だから、小学生だけですが)では、地元福生市内で獲れたじゃがいもと玉ねぎを使ったカレーライスが出されました!イベント的な、たった一回の「地産地消」ですが。

 そのことについて、栄養士さんにお話しを伺いました。
 農家の方と一軒一軒(!!)直接話したところ、かなり福生市内でもいろいろな野菜を作っていることがわかったり、「行き先があるなら、もっと作ってもいいよ」というお返事まで、いただけたそうです!
しかも、給食の食材に使われるなら、うれしいってもんだよ・・・ときっと思ってくださっていると思います。農家の方々。
 しかし、単純にJAに出せば、値段的には倍で売れるそうです。そこを今回はJAがカバーしての実現でもあるようですが、なんてったって、この踏み出した一歩は、かなり大きい!と、今日のお話で感じました。

 栄養士さんは、これは、子どもたちの食育だけでなく、農業振興・地域振興にも関係してくるので、各担当とも連携して進めたい。第1給食センターと第2給食センターで、片方ずつでも順番に入れれば、入れられるんではないか。これは、栄養士・調理師、みんなで心をひとつに協力して、理解しあえばできることでもあるとおっしゃっていました。
(量がぎりぎりな中での地産地消は、大きさがそろわないなどのことにつながり、それは、手作業を増やすことになってしまうのだそうです。今回は、そんな、現場自体の協力もあっての実現です)

 この、かけがえのない大切な一歩。次につなげていきたいですね!

 まつりのブースで、ある日の給食が展示されていました。メニューは、さつまいもごはん・かきたま汁・さわら・きんぴらごぼうだったかな・・・
 「このさつまいもごはんのお芋を、来年は地産地消でできるように、頑張ります!」
頼もしい言葉をお聞きして、帰ってきました。

 福生ネットでは、11月14日に、日野市の学校給食について、視察に出かけます。地産地消の先進地です。それだけでなく食育・自校式・業者委託と、たくさんのテーマを勉強してきます。興味のある方は、ご一緒に行ってみませんか?連絡お待ちしています。