福生病院落成式に行ってきました!

地域医療連携の推進が期待されます!!

 福生市・羽村市・瑞穂町の2市1町で運営する公立福生病院が、全面建て替え工事が終わり、今日、めでたく落成式を迎えました。
 免震構造で、大地震が起きても、壊れることなく、いち早く救助の場とできる、そして、普段からも高度医療に取り組める最新機器を備え、地域との連携もしていくという、まさに、西多摩の中核をなす病院としてパワーアップしたことを、来賓のあいさつに立った方々や、管理者である加藤福生市長からも、口々に語られました。
 祝賀パーティ−のあと、内覧会で病院内(といってもすでに第1期工事が終わって使い始めていた部分もあり、入院患者さんもいらっしゃるので、おもに、第2期工事でできた部分)を見せていただきました。
 健診センターも、特に、女性が子宮がん検診や乳がん検診を一般の健康診断といっしょにスムーズな流れで受けられるように工夫されていて、健診を受診する方が増えていきそうな作りでした。
 また、地域の開業医の先生方も多くお越しいただいていたようで、熱心に内覧されている様子をお見受けしました。福生病院には、地域医療連携を進めるために開業医が登録(現在約100名が登録)をして、福生病院の最新機器など施設を利用できるしくみを作っています。本格的に病院のリニューアルが終わったこれから、どんどん地域医療連携をすすめていただきたいな〜とこれまた期待が膨らみました。
 先日、生活者ネットワークの12人の議員で、尾道市を視察してきました。そこでも、みつぎ方式、そして、有名な尾道方式が展開されていました。詳しくはまた後日お話したいと思いますが、いずれにしても、地域にある社会的資源を最大限活かして、医療・福祉・保健の連携が図られていました。尾道市は、高齢化率約30%を超えているという超高齢社会にあり、病院だけ、福祉施設だけに頼っていては間に合わない現実の中で、どうしたら、在宅で、暮らし続けながら、最良の状況を作り出すことができるかという課題に果敢に取り組んでおられました。がんで余命1カ月を宣告された奥様を在宅で、笑顔で6カ月、緩和ケアで支え、家族も納得の最期を迎えられた事例のパワーポイントを見せていただき、映し出されたお花見の桜の下の奥様の笑顔が、感動的でした。人の命をどこまでも大事にする。家族もまた、医療関係者同士も助け合いながら当事者を支える取り組みでした。
 福生も、福生病院を中心とする地域医療連携が進みそうな今日の福生病院落成式でした。]

※写真左下 : 健診センターの中・・・まだ機器やいすなどの備品が入れられていませんでしたが、女性専用待合室のある、女性特有のがん検診のエリアです。
※写真右下 : 病院内に一般の方も利用できるレストランもありましたよ〜ハンバーグ定食800円、ラーメン500円とか書いてありました。祝賀会のお料理もそのレストランが手掛けたそうですが、美味しかったです!!この写真の左奥にあります。2階です。