横田基地を恒久化させない!

防衛計画大綱が閣議決定され・・・

12月17日 平成23年度からの、防衛計画大綱および、中期防衛力整備計画(H23〜27 )が、閣議決定され、防衛省のHPにアップされました。
その中期防衛力整備計画中、
Ⅱ 基幹部隊の見直し等の3番に、

航空自衛隊については、南西地域における即応態勢を充実するため、那覇基地に戦闘機部隊1個飛行隊を移動させ、2個飛行隊とする改編を行うとともに、1個航空団を新設し、これに伴い既存の1個航空団を廃止する。また、米軍とのインターオペラビリティー(※)を向上するため、横田基地を新設し、航空総隊司令部等を移転する。となっていることが、福生市企画財政部基地渉外担当からのFAXでわかりました。

「横田基地を新設」?
現在あるのは、「米軍横田基地」いくら自衛隊が移駐してくることが決まっていたとしても、自衛隊の基地を新設するなんていう言い方は、いままで聞いたことがありません!ただでさえ、航空総隊司令部が来て、「日米の共同の司令部」ができてしまうということで、基地の強化につながっているのでは!と懸念しているのに、基地の新設とは基地強化以外の何物でもなく、そんなたいへんなことが、またもや、周辺自治体には知らされることなく、政府が閣議決定している。(政権交代してもなんにも変わらないではないか!)

日米の共同の司令部といっても「横田飛行場の共同統合運用調整所」という名前のものですと言っていたのですよ?それがいつの間にか「基地新設」あまりにも、騙し打ちのようなこの流れに、憤りを感じます。

12月17日最終日を迎えた福生市議会第4回定例会。その同じ日に、そんな閣議決定がされていたとは!馬鹿にしてんのか!と言いたいです。
ちなみに、最終日に福生市議会は、「北朝鮮による韓国・延坪島砲撃に関する決議」を挙げました。
私、福生ネット阿南は、この文章の中に、「世界で行われているすべての武力紛争が終息するように、世界の平和を願っていること」のひと言を加えてほしいと、全会派一致での決議を働きかけましたが、聞き入れられず、文言修正はかなわなかったことから、この決議には、反対の立場をとりました。砲撃も、拉致も許されざる行為ですが、北朝鮮をわかりやすく悪者にし、逆利用で軍備の強化につながってしまうこの流れをなんとか変えるべきです。

平和的に物事を解決していこうとする道は、生半可な甘い考えではできず、学問としてしっかり確立させ、平和学に基づいて国際社会に働きかけていくべきものです。

基本は、コミュニケーション。
情報公開と、参加が重要です。
地元自治体への情報提供、意見交換は、最低限の「市民への説明につながる大事なツール」です。
国の真摯な対応を求めます。

※インターオペラビリティー・・・【interoperability】軍隊同士の相互連携能力。複数国軍の連合作戦で兵器装備から指揮訓練まである程度統一しておくことによって、相互の連携・運用を可能にする能力。

☆☆その後、また、FAXが入り、27日(月)10時〜横田基地対策特別委員会の開催通知の参考配布がありました。(私の担当の委員会でないので、参考です)
傍聴はできますので、気になる方でご都合の付く方は、ぜひいらしてください。