東北電力の株主232人が、
原子力事業は一企業の規模をはるかに超えるリスクがあるなどとして、原発の廃止のほか、青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場など核燃料再処理事業への投資をやめることなどを、会社の定款として盛り込むよう求めて、来月開かれる株主総会の議案として東北電力へ提出したそうです。
そのコメントの中で、東京電力の福島原発事後を受けて、他の原発でも安全対策が進められているが、事故は同じストーリーでは起きないもの。大事なことは、原発を廃止することだ。
・・・としています。
本当にそうだと思います。この232人の株主さんたちに拍手です。株主総会でも、賢明な判断がされることを祈ります。
特に、東北電力など、大都市の電力を賄うために発電してるところは、いわば、人の電気の確保のために、自分の土地の汚染のリスクを抱えていることになります。そしてひとたび事故が起これば、自分たちだけではどうしようもない状況が起こるのです。企業のリスク管理と社会的な責任を果たすためにも、原発をやめ、自然エネルギーなど、他のエネルギーで電気を作り出し、経営も成り立たせることを目指してほしいです。
そして、電気を送ってもらっている側である私たちも、暮らし方の見直しはもちろん、地産地消でエネルギーの確保をすることを進め、エネルギーの自立を目指していかなければいけないのではないかと思います。