東電福島原発事故により、自然界に勝手に存在する放射線よりも多い環境で暮らしていかなければならない状況になったと認識し、「わかって暮らす・・・対策をする」ことが大事であるので、ポイントだけでも測って公開すること、市民知らせることが大事であると訴えました。対策は、公共がやるべきこと、一人ひとりができること、それぞれあると思いますが、情報がなければ必要以上にこわがらなくてはならないことになります。また、数字の捉え方、どうやって暮らしていけばいいのかは、正しい情報を知り、理解をすること、民主的に話し合って、どう対策するのかみんなで決めていくこと・・・なんどもいろんな場面をつくり、話し合うことも重要であるということも訴えました。
現在、都内では、新宿百人町で測定をしていますが、東京都26市の市長会を通じて、東京都に26市の方面でも測定する環境を作るよう要請を出したそうです。当初、7月に出す予定だった要請書を速めたのは、報道でもあったように、都が都内100ポイント(4K㎡メッシュ)を、6月15日からの1週間で測定することを決定したこともあるようです。東京都では、その他に、区市町村への貸与用として、測定機器を確保し、希望する区市町村に貸してくれるそうです。今月の都議会に補正予算として出されるとのことで、本日、区市町村への説明会が行われる予定だそうです。
また、すでに農地については、順番に回ってきているところで、福生市では、7月6日に農産物を検査し、7日には、HPに結果が発表されます。
しかし、東京都が100ポイントで測定するのは、まず1回のみ。
やはり、たとえ26市に一か所だとしても、定点観測する場所が必要だと考えますので、市長会からの要望もぜひ通していただきたいと考えます。
東京都26市の環境課の課長で構成する「都市環境・公害事務連絡協議会」が、市長会を通じて出す要請の元を作っていますが、今年はたまたまその会長市に福生市があたっているそうなので、情報は一番早いはず。まず測ってわかること、情報が公開されることが大事。市のHPでもさまざま載せられていますが、なにかまたわかったら、ここでもお知らせしたいと思います。
東京都の取り組みは、都内を同じ機器で測定した数字を持つことになるので、評価できます。ぜひ、福生市でも積極的に貸与に手を挙げ、市内の学校や保育園・幼稚園、公園の砂場など、特に子どもが関わる場所や溜まっていそうな場所を測り、必要があれば、対策することに使ってほしいと要望していこうと思います。砂場とかは、ネコちゃんのフンなどの衛生面も毎年心配な声が寄せられますし、市では、対策をしていますので、今年は、それを入れ替えという方法にしたら、放射能対策になるんだけど・・・積極的に対策することが「子どもを大事に、命を大事にするまち」ということになるのではないでしょうか。
そういった意味でも、福生市では、毎年行ってきた「水辺の楽校、市民プールのヤゴ救出作戦」の企画の前に、きちんと調査を行いました!!
「NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ」という機器で測定したとこと、放射性ヨウ素131・放射性セシウム134・137、いずれも不検出という結果が出たので、イベントにはGOサインが出されました。
また、福生ネットでは、心配する市民の方と一緒に、学校給食についてのヒアリングも学校給食課に行ないました。風評被害は困りますが、情報が無いことが風評被害を大きくするので、情報はなんでも公開してくださいとお願い。いつも市は、その姿勢は持っていることを確認しました。この春福生に赴任された栄養士さんは、食育に燃える元気な素敵な方でした。放射能のことも勉強されていらっしゃるご様子に信頼感を持って帰ってきました。
今後も引き続き取り組みます。