3月の「平成24年福生市議会第1回定例会」の一般質問で、市内小学校7校の6年生が行く、移動教室について、その場所の選定方法について、質問しました。
市議会だよりには、その一部のやり取りが載っていますが、これだけでは、不十分なので、少し説明します。
一昨年までは、長野県に行く学校と日光に行く学校と分かれていましたが、昨年、全7校が日光になりました。それは、なぜかと尋ねると実地踏査などの準備が協力してできて、経費も削減できるからとのことでした。
大きな市で、小学校だけで何十校にもなるところから考えると小じんまりしていて、市内の小学校全部がすぐに協力し合えるのは、利点ではあるのですが。
場所の選定を含めた準備は、前年の秋頃より始まるようです。3.11を越えて、当初、余震や停電の対応には気が回ったようですが、放射線のことについては、まったく配慮が無かったことは悔やまれます。
また、学校行事である移動教室に参加する子どもたちは、市内の簡易除染基準0.23μ㏜/hで、、守られるべきだと考えますが、市が現地で行って来た調査では、0.23μ㏜/hを越えるところを発見しながら、行き先の変更をしないのは、本当に疑問です。ホンノ3日のことだから、現地の小学生は元気に校庭で遊んでいるからと、「だいじょうぶ」と思ってしまっていいのでしょうか?
「ただちに影響はない」・・・そうかもしれません。でも、危ないから基準が設けられているのです。その基準を守るべきだと私は思います。
食べ物は、現地の宿泊先にも確認し、南のものを中心に用意してもらうなど対策をすると。現地のものも食べられない観光地に、放射線の影響を受けやすい子どもたちを連れて行こうというは、やはり疑問です。