平成15年の健康増進法制定を機に、各市で進んだ、計画づくりですが、坂戸市は、市民を主体にしなければ成功しないと考え、公募の市民(一切、あて職とか、各会から何人とかはなし)が、22名、呼び掛けに応じて、「健康政策計画における まちづくり市民会議」を、スタートしたとのお話でした。
その22名の主体性に任せ、「まちのよいところを探す」ところから、ポジティブ思考の会議を心がけ、全員参加を心がけたところ、各、ワーキングチームから、豊富なアイディアが生まれたと。
また、市内の農業者はじめ、生産者や事業者との連携。大学との連携とつなげ、まち全体に広げたことも、地域の財産を活かしているなと感心。特に、女子栄養大学との連携で、葉酸プロジェクトに取り組んでいるところから、パン屋さんのサンメリーに呼びかけ葉酸食パンも開発したと。地元特産品まで作ってしまいました。
そして、庁内も、各事業ごとに関連する課が協力し、人を出し合って仕事をする。そうした庁内連携もうまくいっています。
予算が少ない中でも、逆に、県からの健康推進の予算がもらえたり、医療費が削減されたり、お金が戻ってくる状況を生んでいるとのことでした!
効果としては、22億もの医療費削減をしたとのこと!!
どこの自治体も頭を悩ます、増加の一途をたどる医療費なのに、大きな削減効果は、やはり、皆が主体となって、ときに起こる失敗も恐れずに、取り組んでいるということなのではないかと思いました。
市民との協働という点でも、参考になる視察となりました。
ありがとうございました!