中学校の敷地内を、放射線測定しました!

2011年10月25日 06時21分 | カテゴリー: 放射性物質への対応・原子力NO!, 活動報告・日誌

やっぱり測ってわかることは大事です

 21日の金曜日、福生第一中学校の放射線測定を行いました。
 校舎の脇や校庭では、0.09〜0.11μ㏜/h(以下、測定値はμ㏜/h)。落ち葉を貯めているところが高いのではないかと心配しましたが、以外にも、ほとんど変わりませんでした。
 しかし、校舎の側溝のふたの上では、0.13〜0.34を記録。ふたをはずして測ったところでは、0.48が計測されました!やはり、屋根に降った雨水が、雨どいを伝って集まってくるような場所では高くなるのだなと実感。とくに、溝の中に土が溜まっていたりするとそれがフィルターのように、放射性物質を捕まえているのだなと分かりました。
 測定は、都から市が借り受けている測定器と同機種の、シンチレーション式サーベイメータ[Dose RAE2 1200]と、ガイガーカウンター[SW83]の2種類で計測。ここに公表の値は、とりあえず、[Dose RAE2 1200]のものを載せておきます。5分間安定させた後、1分ごとに6回計測したものの平均です。(どちらでもだいたい似たような結果になっています)
 福生ネットでは、福生ネット事務所前を8月半ばより、[SW83]で7回ほど測定してきました。いずれも0.09〜0.11といった値でした。これを年間もしも24時間そこにいたらという仮定で計算すると、0.11×24時間×365日=963.6となり、1000μ㏜が1m㏜ですので、空間線量だけで、基準値に達してしまいそうという値です。(実際には、24時間そこにいるということはあり得ませんし、建物内にいる時間を考慮する計算方法もありますが、ここでは、放射能は、浴びないほうがいいというところに立ち、部屋の中で測っても、ほとんど事務所内は変化ない現状もあるので、あえて単純に24時間365日をかけて計算しています)また、東電福島原発事故後は、事故前に比べて、食品など、空間線量以外の影響があることが推測されるので、空間線量だけで判断するのでは、ぜんぜん不十分だと私は考えています。一中の側溝は、足立区などで出た数字よりは、格段に低いものの、なんらか対策すべき数字として、教育委員会事務局庶務課に、測定結果の報告と、対策の申し入れをしてきました。
 現在、基準値が「暫定」などのことばをつけながら、どんどん引き上げられている状態です。
 空間線量では、年間1m㏜⇒1〜20m㏜
 国に報告をする対象になる数字も10月21日にガイドラインが出され、地表1mで、0.23μ㏜/h⇒1.0μ㏜/hと引き上げられました。
 これは、引き上げても安全という研究結果が出たわけではなく、対策の対象になるかどうかの線引きを変えたに過ぎないので、注意が必要です。
 「放射能から子どもを守る福島ネットワーク」の中手聖一さんのお話を8月に聞いた時、「私たちは年間1m㏜以下で暮らす権利があるのだ!」と訴えていらっしゃいました。わたしも同感です。そこに近づける努力をみんなでしていくべきだと思います。
 放射線の影響の受け方は、個人差がものすごくあると考えられています。しかし、たとえば化学物質過敏症のように、クラスにたった一人そうした症状が出る子がいれば、対策されることは、常識であるし、具体的にそういった子がいなくても、予防の観点から建物の建築段階から対策されることも常識です。放射能に関しても、予防的に考えて対策されることが必要で、国基準を守るというよりは、それは、最低限のこととして、国のガイドライン以上にできることを努力することが重要です。自治体が、子どもたちに、どのような環境を用意しようとしているのかが問われるところなのです。

 首都圏で、ミニホットスポットがあちこち見つかっていることもあり、福生市では、今週から、保育所・幼稚園・学校・屋外施設と、詳細な調査(国のガイドラインに示された、放射能が溜まりやすそうな場所を参考に計測)をすることになったそうです。私がおこなった一中の調査では、15ポイント測定しましたが4時間以上かかりました。たいへんなことだとは思いますが、しっかり調査してほしいと思います。
 また、一中は、ちょうど用務員さんの通常業務の中で、側溝の掃除をすることになっているそうで、さっそくきれいにしてもらえそうです。
 福生市は、空間線量の測定に関しても、市内の公園なども含め、非常に多くのポイントを計測していたり、学校・市役所など、継続的に測っていることなど、積極的に進めていると感じます。今後とも、一度低い値が出たからと安心するのではなく、放射性物質の特徴をとらえ、値は変化することや、思わぬところにミニホットスポットは出現することを頭の隅において、継続的に調査をしてほしいと考えます。(福生市のかたではありませんが、近隣市にお住まいの知人が、自分の測定器で、マンションの駐車場の片隅にほんの一握りの落ち葉が吹きだまりになっているところを何気に測ったら、5.0μ㏜/hを計測!!びっくりしたと言っていました。その後管理人さん清掃後、数値は下がったという事ですが・・・)
 今後も福生ネットでも、気になるポイント計測は、続けていこうと思います。市民のみなさんも、「ここ気になるから測りに来て!」とお気軽に声をかけてください。