台風一過

 いやぁ、残念でした。昨日予定されていた「福生七夕 流し踊り」
台風の接近で中止になってしまいました。参加を予定していた多くの方ががっくりきていることと思います。練習したり、衣装その他準備して本番が無くなるというのは、むなしいものですね・・・
 夏はだいたい太平洋高気圧が張り出して、赤道あたりで生まれた台風をブロックするので、暑い夏の間は台風も日本に上陸する事が少ないそうですが、今年のように梅雨が長引いてあまり暑くならない年は、ブロックするものがないので、そのまま台風が進んできてしまうそうです。
 冷夏でコメの大凶作となった10年前は、8月中に4回も台風が上陸したそうです。
 今夏は何回台風が来てしまうでしょうか?そして、こうなるとコメの作柄も気になってきますね。
 我が家では生協で登録した米を食べていますが、その米を作ってくれている栃木県は黒磯市の生産者に7月終わり、田んぼの様子など聞いてみました。生育は気持ち遅れ気味だが、米の花が咲く7月終わりから8月はじめのお天気が重要でその時期にがんがん晴れれば大丈夫とおっしゃっていました。・・・何日かは晴れましたがこの台風。またまた田んぼが心配です。
 なんと言っても米は日本の主食。住んでいる所からなるべく近くで取れたもの、どんな作り方なのかが解るものを食べつづけていきたいものです。冷夏にも耐えうる農法や品種を工夫することで、主食を確保していく事はとても重要だという認識に立ち、遺伝子組み換えなどわけのわからないものは作らないよと宣言してくれている生産者に答えるには、消費する側もブランド米にこだわらず、日本の農業を守る視点で米を選ぶ必要があるのではないかと思っています。
 福生にも「田園」という地名があるくらいなので、その昔は米作りが盛んだったのでしょうか?今はあまり農地として残っているところは少なくなってきていますが、田んぼや畑は多くのことを私達に教えてくれますし、大災害の時は一時避難場所の役割を果たしたり、市街地の中だからこそ必要なのかもしれません。福生のまちの現状、またこの先どのような計画があって、どんなまちになっていくのか、わかり次第また公開して、大勢の方たちと話し合っていきたいです。