居所(所在)不明児童・生徒の把握について

 4日午後、一般質問の順番が回ってまいりました!

今回「平成26年第3回福生市議会定例会」での質問は、

1、居所(所在)不明児童・生徒についての課題と解決策

2、男女共同参画の進捗と今後

というテーマで行いました。

いわゆる「所在不明児」として確認が必要な児童・生徒について、乳幼児健診未受診者や幼稚園・保育園・こども園・学校等への不登校になっている子をひとり一人確認している現状ですが、4歳児・5歳児で、幼稚園や保育園などに行っていない子については、特に市が行う健康診断がないので、この調査から漏れてしまいます。

調査の対象ではないとしても、住民登録があるのに、今、どうしているかわからない児童・生徒がいたのならば、それを確認しておくことは重要だと考えます。

住民登録数―幼稚園・保育園・こども園等に行っている子の数=福生では12名

ということが答弁からわかり、その子たちの具体的な固有名詞の特定は、難しく、できないと回答がされました。(もちろん、この12名が即問題ということではありません。しかし、行政から見えずらい子どもたちが存在するということを認識して、なにかつながるしくみを持っておくことも大切なのではないかと思うのです)

健康診断の機会がない4・5歳児の健診について、3歳児健診で受け入れることはできないか提案しました。

ところが、私の次に質問に立たれた青海敏伯議員の質問では、高齢者について、災害時の要援護者としてや、今後高齢者が増加する中で認知症発症が多く見込まれることなどの対策として、ひとり一人の状況が把握できる個人台帳のようなものをつくっていくと回答が出ていました!

んっ?高齢者は出来て、子どもは出来ない・・・なぜ?

子どもは、必ず、その年齢に応じて、誰かしらおとなの庇護が必要です。

特別支援教育の考え方では、「すべての子どもにひとり一人の支援計画」が必要とされています。

教育的、福祉的、保健的観点から、ひとり一人の個別支援ファイルを作成し、居所での確認にも使えるようにするというのは、難しいのでしょうか?

質問の中でも訴えましたが、子どもたちが安心して大きくなっていける環境をつくる責任はおとな全体の責任です!今回の厚労省の調査の機会を受けて、今後、子どもたちのために、ひとり一人の情報を整理していくことは大事なことではないかと考えました。

2点目の男女共同参画については、また後日、ご報告します!